NHK記者は演技依頼否定 やらせ指摘で調査委


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 NHKの報道番組「クローズアップ現代」でやらせがあったと指摘されている問題で、NHKの調査委員会は9日、中間報告を発表し、記者が「(取材相手に)演技の依頼はしていない」と証言していることを明らかにした。

 やらせが指摘されているのは、昨年5月14日に放送された「追跡“出家詐欺”~狙われる宗教法人~」。番組内で詐欺に関わるブローカーとして匿名で紹介された男性が、記者に頼まれて「架空の人物を演じた」と証言する内容などを週刊文春(3月26日号)が掲載した。
 中間報告によると、記者は撮影前に男性に事前説明を行ったことを認めた上で、演技の依頼については一貫して否定。
(共同通信)