戦没者を慰霊 琉歌4首歌う 野村流保存会・玉城さんら


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古典音楽に合わせて鎮魂の琉歌を歌う玉城政文さん(左から2人目)=8日、那覇市のジュンク堂書店

 戦没者を慰霊する古典音楽演奏会「沖縄戦後70年 慰霊と平和のリレートーク」(実行委員会主催)が8日、那覇市のジュンク堂書店であった。

沖縄師範学校出身で沖縄伝統音楽野村流保存会の玉城政文さん(87)らが「瓦屋節」「金武節」「十七八節」のメロディーに合わせ慰霊の琉歌を4首歌った。
 玉城さんは毎年6月23日の慰霊の日に糸満市摩文仁の沖縄師範健児の塔前で三線演奏をする。「若くして亡くなった多くの友人のことを考えるとつらいが、生きている間は恩返しのために続けたい」と話した。
 県立芸大OBの与那城常和子さんと中村由美子さんによるインドネシアの伝統楽器グンデルワヤンの演奏や一弦箏の演奏もあった。