シリアの死者22万人超 「イスラム国」で泥沼化


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【カイロ共同】シリア人権監視団(英国)は16日、シリアで2011年3月に反政府運動が本格化して以降の戦闘などによる死者が22万人を超えたと発表した。集計が困難な地域もあり、監視団は実際の死者数はさらに多いとみている。

 シリアでは過激派組織「イスラム国」が台頭。アサド政権側部隊や親欧米の反体制武装勢力、国際テロ組織アルカイダ系などさまざまな勢力が入り乱れて衝突、泥沼化した内戦に収束の気配はない。
 死者のうち約6万7千人が一般市民で、子ども約1万1千人、女性約7千人も含まれるという。行方不明者も約2万人いるが、今回の死者数の集計には含まれていない。
(共同通信)