石川竜一さんに日本写真協会新人賞


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石川 竜一さん

 2015年日本写真協会賞新人賞(同協会主催)に15日、県出身写真家、石川竜一さん(30)=宜野湾市=が選ばれた。3月の木村伊兵衛賞に続く受賞。授賞理由を「スピード感と柔軟さを活かして沖縄を重層的に捉えた作品は、写真集『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』他で発表され、話題を呼んだ。将来が期待されるその制作活動に対して」としている。

 現在フランスに滞在中の石川さんは「被写体になってくれた人や恩師の勇崎哲史さんをはじめ、これまでに知り合うことのできた写真家の方々など、周りの人たちの支えがあって評価してもらえた。感謝している」と喜びを語った。
 同協会賞を受賞した沖縄関係の写真家は、年度賞に石川文洋さん(1973年)と比嘉康雄さん(93年)、新人賞に砂守勝巳さん(96年)、功労賞に山田實さん(2013年)がいる。1995年には「フォトシンポジウムin沖縄実行委員会」が文化振興賞を受賞した。
 作家賞、新人賞の受賞対象作品を展示する作品展が5月29日~6月4日に東京・赤坂の富士フイルムフォトサロンで開かれる。