【電子号外】「辺野古反対は圧倒的民意」 知事、首相に伝達


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 【東京】翁長雄志知事は17日午後、安倍晋三首相と首相官邸で会談した。翁長知事が会談の冒頭で「(米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の)前提条件は崩れている。選挙で民意は出ている」と述べた。これに対し安倍首相は「辺野古移設が唯一の解決策」と従来見解を繰り返し、移設推進の考えをあらためて示した。

翁長知事の就任後、首相が会談するのは初めて。会談には菅義偉官房長官と安慶田光男副知事が同席した。翁長知事は会談後、記者団に対し安倍首相の訪米を念頭に「オバマ大統領に県知事、県民が(辺野古移設に)明確に反対しているということを伝えて下さいとはっきりと申し上げた」と述べた。安倍首相からの返答はなかったという。【琉球新報電子版】