関電が仮処分決定に異議申し立て 高浜原発再稼働差し止め


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 関西電力は17日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止めを命じた福井地裁の仮処分決定を不服として、異議と執行停止を申し立てた。2基は決定が取り消されない限り、再稼働できなくなっている。関電は安全性を主張し、決定取り消しを求める。福井地裁で審理される。

 関電の八木誠社長は同日の記者会見で「決定文の内容には事実誤認があると思っている」と述べた。
 高浜3、4号機は2月、九州電力川内原発(鹿児島県)に次いで、原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査に合格。関電は再稼働を11月と想定、地元同意の手続きに入っている。
(共同通信)