イエメン沖に米空母急行か イラン武器供与阻止狙い


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アラビア海のオマーン湾で補給作業のためヘリコプターが飛び立つ米空母セオドア・ルーズベルト=13日(米海軍提供、ロイター=共同)

 【ワシントン共同】AP通信は20日、米海軍が空母セオドア・ルーズベルトをアラビア海から混乱が続くイエメンの沖合に急行させたと伝えた。イランによるイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」への武器支援を阻止するため、対策を強化する狙いがあるとしている。

 アーネスト米大統領報道官は同日の記者会見で「イランがフーシ派に武器を供給し軍事的な支援を行っている証拠がある」と批判した。APによると、イエメンに向かっているイランの船舶8隻が武器を運んでいるという情報がある。
 米海軍は既に、イエメン南沖のアデン湾に、臨検を実施可能な艦船を含む計9隻を展開させているという。
(共同通信)