琉球新報社 ＪＲ東海は２１日、山梨リニア実験線（山梨県上野原市―笛吹市）での走行試験を報道各社に公開し、有人走行としては世界最高速度となる時速約６０３キロを記録した。
２０２７年のリニア中央新幹線開業に向け、新型車両Ｌ０系の設備の安全性や耐久性を検証するのが目的。１６日の試験で５９０キロに達し、最速記録を更新したばかりだった。これまでに大きなトラブルはなく、ＪＲ東海は今回で高速域での走行試験を終了する。
山梨リニア実験線での有人走行では１９９９年４月に５５２キロを達成し、磁気浮上式鉄道の世界最速記録としてギネスブックに認定。０３年１２月に記録を５８１キロに更新した。
（共同通信）
