那覇空港ビルディング、国際線ビル増設 来年供用開始


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 那覇空港ビルディング(NABCO、那覇市、花城順孝社長)は、那覇空港国際線旅客ターミナルビルを一部増設する。2016年11月の供用開始を目指す。国際線旅客ターミナルビルが14年2月に新設されてから、増設は今回が初めて。増え続ける外国人観光客の需要に対応する。

 増設部分は、3階建てで延べ床面積は約3千平方メートル。今回の増設で搭乗口が一つ増え、スムーズに乗り降りできるボーディングブリッジ(搭乗橋)を2基新設することができる。既存の搭乗橋と合わせると、将来は最大で小型機6機の対応が可能となる。加えて、テナントも1~2店舗増える見込みだ。
 NABCOの担当者は「外国人観光客は今後もますます増えていくことが予想されるため、国際線機能を強化していく必要がある」と話した。
 14年度の外国人観光客は前年度比57・2%増の98万6千人で、過去最高を記録した。一方で、国際線旅客ターミナルビルの手狭さや、搭乗客が飛行機までバスで移動するなど利便性の向上についての課題も指摘されてきた。
 一方、国内線旅客ターミナルビルと国際線旅客ターミナルビルを結ぶターミナルビルは、18年度の完成を目指している。
英文へ→Naha Airport to expand its international terminal