松島良生君、心臓移植後の経過順調 体力回復に励む


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 重い心筋炎後心筋症のため渡米して心臓移植手術を受けた北谷町の松島良生(らい)君(13)が24日までに、米ニューヨークのコロンビア大学病院で初めて生体組織検査(バイオプシー)を受け、術後の経過が順調と診断された。支援者でつくる「らい君を救う会」のウェブサイトで両親が発表した。室内でサッカーボールを使って運動も始めているという。

 良生君は臓器の細胞を採取し顕微鏡で調べるバイオプシーを受けた結果、拒絶反応がないとされた。週2回、通院するほか、自宅で軽い運動をして体力回復に励んでいる。両親は「楽しそうにボールを蹴ったり、リフティングをしています」「早く外でサッカーができるといいなと思っています」とつづっている。今後も術後の経過を見ながら半年ほど、ニューヨークのアパートから通院する予定だ。