米戦略軍、核兵器の役割縮小 作戦立案で攻撃目標変更


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【ワシントン共同】ガテマラー米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)は24日、戦略核の運用を統括する米戦略軍司令部(ネブラスカ州オマハ)が、実際の作戦立案で攻撃目標の変更などにより核兵器の役割を縮小していることを明らかにした。ニューヨークで27日に開幕する核拡散防止条約(NPT)再検討会議を前に、国務省で共同通信の取材に応じた。

 「核兵器なき世界」を提唱したオバマ大統領が2年前に発表した核戦力の新たな運用指針により、作戦立案に「現実の変化があった」と明言。「米国の国家戦略における核兵器の重要度が低下する結果につながっている」と述べた。
(共同通信)