辺野古沖、掘削の関連作業続く


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新基地建設に抗議し、早朝から座り込む市民たち=27日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画で27日午前、沖縄防衛局は海底掘削(ボーリング)調査に関する作業を進めた。反対する市民らは米軍キャンプ・シュワブ前と海上で抗議を続けている。

 シュワブのゲート前では市民ら約60人が早朝から抗議行動を始めた。「基地の県内移設に反対する県民会議」の中村司共同代表は「28日は県民大行動がある。翁長雄志知事を応援し、沖縄の思いは変わっていないことを示そう」と呼び掛けた。
 一方、海上で抗議する市民は抗議船3隻とカヌー11艇を出した。大浦湾のスパット台船2基と大型クレーン船で作業の様子が確認された。仮設桟橋の設置が予定されるシュワブの陸上部でも重機を使った作業が確認された。【琉球新報電子版】