バレエダンサーの谷桃子さん死去 戦後バレエ界をけん引


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 戦後の日本バレエ界をけん引したバレエダンサーの谷桃子(たに・ももこ、本名上田桃子=うえだ・ももこ)さんが26日午後11時20分、敗血症のため川崎市の病院で死去した。94歳。兵庫県出身。

 1949年に谷桃子バレエ団を設立。「白鳥の湖」全幕を上演し、ブームを呼んだ。「ジゼル」も当たり役となった。他の公演に「火の鳥」「リゼット」など。
 74年に舞台を引退した後は、芸術監督として後進の指導に当たり、数多くのバレエダンサーを輩出した。日本バレエ協会会長も務めた。谷桃子バレエ団総監督。84年紫綬褒章、93年勲四等宝冠章を受章した。
(共同通信)