経済

南西石油きょう製油停止 貯蔵・販売機能は継続

西原町の南西石油の製油所=2012年7月、中城湾上空から空撮

 ブラジルの国営石油企業ペトロブラスの沖縄撤退に伴い、南西石油(西原町、リンコン・シオジロ・イシカワ社長)は28日、製油所の運転停止の作業を始めたと発表した。29日まで2日間かけて運転を停止する。

当面は製油所の保守点検を続けて再開可能な態勢は維持するものの、今後は石油精製事業を完全に廃止した上で、新たな運営会社に事業を承継する方向で交渉を進めている。
 南西石油の従業員192人の大部分は製造部門に従事しており、雇用対策について同社広報は「事業撤退の決定を受け、従業員の自主退職推進プログラムを実施する予定」と説明した。
 ペトロブラスは沖縄撤退を2段階のスキームで実施していく。第1段階で、老朽化した製油所の運転を停止。県内需要に見合う安定供給が図れることを見定めた上で、第2段階で石油精製を完全に廃止し、県外で精製された石油製品を移入して貯蔵・販売するターミナル機能だけを継続する。
 製油所の廃止や譲渡先について同社は「ペトロブラスは事業譲渡の交渉を進めており、譲渡先や譲渡の時期は未定」と回答した。
 南西石油の製油所は日量10万バレルの石油精製能力があるが、復帰前の古い施設であることから精製品の質などが採算性の課題となっていた。油槽所は153万キロリットルの貯蔵能力がある。