群馬大病院で肝臓手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、これまでに病院が公表している18人の死亡者以外に、同じ医師の手術を受けた患者1人が死亡していたことが30日、被害対策弁護団への取材で分かった。
この患者は術後8日目に死亡したといい、弁護団は「一般的に考えて手術関連死の疑いがある」として病院側に調査を要請する方針。ほかに同様の死亡例がないかについても確認を求める。
弁護団によると、患者は70代の女性で、07年に肝門部胆管がんで手術を受け肝臓を切除するなどしたが、術後に死亡した。群馬大病院は取材に「現時点では答えられない」としている。
(共同通信)