預かり保育、認可園利用の5歳児2110人増


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 4月から「子ども・子育て支援制度」が始まり、幼稚園児が放課後児童クラブ(学童)を利用できなくなったことに関して、県子育て支援課は30日、「5歳児の居場所確保の状況」を発表した。

県内で幼稚園の預かり保育か認可保育園を利用する5歳児は10日現在、9582人で昨年度より2110人増えた。昨年度、学童を利用した幼稚園児は1271人で、学童利用がなくなった分を差し引いても839人分の居場所が増えた。
 幼稚園の預かり保育の利用者は、昨年度より1528人多い6088人だった。保育園の5歳児保育の利用者は3494人で、582人増えた。5歳児保育を実施している保育園は昨年度より30園増えて266園。市町村別に見ると、保育園の利用者が増えたのは、多い順にうるま市(152人)、豊見城市(80人)、糸満市(59人)だった。
 幼稚園の預かり保育利用者が増えたのは、多い順に豊見城市(335人)、宮古島市(243人)、沖縄(145人)、うるま市(143人)だった。一方、預かり保育で、給食の提供は29市町村、土曜保育の実施は7市町村のみで、今後、保育内容の充実が求められそうだ。