20世紀最高のバレリーナ、死去 マイヤ・プリセツカヤさん


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マイヤ・プリセツカヤさん=2003年撮影、兵庫県宝塚市の宝塚歌劇団

 【モスクワ共同】ロシア・バレエの殿堂モスクワのボリショイ劇場で長年プリマを務め「20世紀最高のバレリーナ」と称されたマイヤ・プリセツカヤさんが2日、滞在先のドイツで心臓発作のため死去した。89歳だった。ロシア主要メディアが伝えた。

 1925年モスクワ生まれ。父がスターリンの粛清で処刑され、母は旧ソ連カザフ共和国に流刑となり、おじとおばの元で育った。18歳でボリショイ劇場に入団すると間もなく頭角を現した。一時出国を禁じられるなど共産党政権の圧力を受けながら、47年に主役を演じた「白鳥の湖」は世界的に称賛を浴びた。
(共同通信)