芸能・文化

うちなーぐち話芸を伝授 来月「沖縄演芸学園」が開校

沖縄演芸学園の学長に就任する八木政男さん(前列右)と講師の吉田妙子さん(同左)、運営するクレストの池原稔代表(後列右)、前川朝作さん=6日、那覇市の琉球新報社

 うちなーぐちの話芸を学ぶ「沖縄演芸学園」が6月3日、嘉手納町に開校する。

FMニライの放送などを手掛けるクレスト(嘉手納町・池原稔代表)が運営する。沖縄芝居の重鎮、八木政男さんが学長、ベテラン役者の吉田妙子さんが講師を務める。同社によると、うちなーぐちの話芸を学ぶ学校は初めて。
 演芸学園はクレストのビル内に設ける。うちなーぐちの基礎から漫談や司会の技術などを学ぶ。戦前から戦後にかけて活躍した役者の故池原センスルーさんの作品などを教材に用いる。沖縄芝居を教えることも検討されている。対象は18歳以上でプロを目指す人。毎週水曜日の講義を1年間受ける。卒業後は同社の芸人として活動する。池原代表は「沖縄は笑いの島であり、小那覇舞天や照屋林助らうちなーぐちの漫談で活躍する人たちがいた。若い人に受け継ぎ、プロを育てたい」と話した。
 八木さんは「芸大ができて組踊や琉舞の若手は育っているが、芝居ではうちなーぐちの基礎が十分でない。うちなーぐちは沖縄の肝心(ちむぐくる)だ。今やらないと(うちなーぐちの話芸が)なくなってしまう」と強調した。吉田さんも「先生方から預かったうちなーぐちを正しく残したい」と語った。
 クレストは昨年5月、365日24時間にわたり、しまくとぅばの番組を放送するネットラジオ「沖縄しまくとぅば放送局」を開設するなど、しまくとぅば普及に取り組んでいる。学園の問い合わせはクレスト(電話)098(957)1119。