宮古の子、巨匠と共演 みやこじま青少年国際音楽祭


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イヴリー・ギトリス氏らと共演する宮古島市ジュニアオーケストラ=8日、宮古島市のマティダ市民劇場

 【宮古島】「第2回みやこじま青少年国際音楽祭」(同実行委員会主催、宮古島市、市教育委員会、琉球新報社、日本弦楽指導者協会県支部共催)が8日、宮古島市のマティダ市民劇場で開かれた。“20世紀最後の巨匠”と呼ばれるバイオリニスト、イヴリー・ギトリスさんら国内外の一流音楽家と宮古島の子どもたちが共演し、鮮やかな弦楽の調べで観客を引き付けた。

 ギトリス氏により沖縄の美しい島々と、子どもたちのきらめく命という意味を込め「パール・オブ・オーシャン」と名付けられた音楽祭。ビバルディ「四季」より「冬」第2楽章では、ギトリス氏とジュニアオーケストラの子どもたちが共演。暖炉のぬくもりを思わせる弦をはじく音と、ギトリス氏の流れるようなソロ演奏が重なり、情感あふれる音楽が会場を満たした。
 昨年に続き演奏に参加した清水海歩さん(14)は「前に出て堂々と弾けた」と語った。問い合わせは同実行委員会事務局・天野(電話)090(8685)7821。