平和学習特別号を発行 琉球新報社、小中高に配布へ


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県の諸見里明教育長(前列右)に平和学習特別号を贈呈する潮平芳和琉球新報社編集局長=18日、県庁

 琉球新報は戦後70年・平和学習特別号のタブロイド紙「りゅうPON~つなぐバトン」を19日付で発行し、県内全ての公立、私立(全日制)の小中高校に配布する。18日、琉球新報社の潮平芳和編集局長が県に諸見里明教育長を訪ね、50部を贈呈した。

 発行は、戦後70年となることしの6月23日「慰霊の日」を前に、子どもたちに沖縄戦や戦争と平和について学び、考えてもらうことが目的。諸見里教育長は「戦争の実相を伝えていくことは教育の使命だ。特別号は学校現場も喜ぶと思う。ぜひ活用させていただきたい」と述べた。
 特別号では沖縄戦体験者の証言や米軍基地問題などのほか、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんのスピーチなどの記事を掲載している。19日に各校に全児童・生徒分を届ける予定。【琉球新報電子版】