宮古の伝統堪能 方言漫談に爆笑 郷友連合会芸能まつり


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優雅な手つきで踊る在沖西辺郷友会の女性たち=23日、那覇市民会館大ホール

 沖縄宮古郷友連合会の第28回芸能まつり(共催・琉球新報社)が23日、那覇市民会館で開かれた。県内外の宮古出身者ら1500人が駆け付け、伝統芸能やダンス、日舞などを楽しんだ。連合会の古波蔵和夫会長は「年々発展する郷里を誇りに、今後も郷友会の充実発展に全力で取り組みたい」とあいさつした。

 在沖西辺郷友会は穀物の種まきから刈り入れまでを表現した伝統舞踊「今時蒔つ種子(ンナママツタニ)」を優雅な手つきで踊った。
 特別出演として宮古島市の長間三夫さんとフランス人のセリック・ケナンさんによる漫談もあった。セリックさんの口から完璧なミャークフツ(宮古言葉)が飛び出すとどよめきが広がり、やがて2人の軽妙な掛け合いで会場は爆笑の渦に包まれた。妻と訪れた川上昇秀さん(77)さん=那覇市=は「多良間と宮古の方言を完璧に使い分けていて驚いた。方言は本当に面白いなと感じた」と語った。