本因坊戦 30年ぶり沖縄開催 きょう勝敗決定


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本因坊戦第二局で、第一手を打つ井山裕太本因坊(右)と挑戦者の山下敬吾九段=25日午前9時、那覇市の識名園

 第70期本因坊戦那覇市対局(主催・毎日新聞社、日本棋院、関西棋院、協賛・大和証券グループ、共催・那覇市本因坊戦実行委員会=那覇市、琉球新報社、県囲碁連盟ほか、地元協賛・オリオンビール、第一交通産業グループ、カヌチャベイリゾート、マドンナ)の第二局が25日午前9時に那覇市の識名園で始まった。沖縄での開催は30年ぶり。リーグ戦を制し挑戦権を獲得した山下敬吾九段(36)が井山裕太本因坊(26)に挑戦している。第二局の勝敗は26日に決まる。

 囲碁の七大タイトル戦の一つで、県内での本因坊戦は1975年と85年に次いで3度目の開催。タイトル保持者とリーグ戦優勝者が7番勝負を行い、勝者が本因坊の称号を手にする。
 今回の7番勝負の第一局は井山本因坊が164手で挑戦者の山下九段に白番中押し勝ちし、先勝している。
 25日は互いに先手を読み合う一進一退の攻防が展開された。
 本因坊戦が開かれた識名園は一般の入場が制限されている。関連イベントとして、てんぶす那覇4階テンブスホールで25日午後1時から「大盤解説会」を開いたほか、午後2時から同ホールで琉球囲碁シンポジウムも開かれた。