県内ダム貯水率、大雨で7ポイント改善


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 県企業局によると25日の県内11ダムの貯水率は57・6%で、24日の50・6%から7ポイント上昇した。24日に県内各地で降った大雨で貯水率が改善したとみられる。

ただ平年値の70・1%に比べるとまだ12・5ポイント低い状態となっている。中でも県管理の倉敷ダムが46・3%(平年比41・4ポイント減)と依然低い値が続いている。
 24日の大雨では慶良間空港で25日午前2時20分までの24時間降水量が166ミリとなり、5月の観測史上最大を記録。72時間降水量は下地島空港で25日午前7時までで300・5ミリに達し、仲筋(多良間空港)でも同8時20分までに267ミリとなり、ともに5月の観測史上最大となった。
 気象庁によると26日からの1週間は梅雨前線や湿った気流の影響で曇りや雨の日が続く。26日は大東島地方で荒れた天気となる。降水量は大東島地方で平年より多くなるが、沖縄本島地方は平年より少なく、先島諸島は平年並みとなる見込み。