本因坊戦那覇対局 井山本因坊が勝利


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第二局を振り返る勝者の井山裕太本因坊(右)、敗れた山下敬吾九段(左)=26日、那覇市の識名園

 25日から那覇市の識名園で開かれていた囲碁の第70期本因坊決定戦七番勝負の第二局(主催・毎日新聞社、日本棋院、関西棋院、協賛・大和証券グループ、共催・那覇市本因坊戦実行委員会=那覇市、琉球新報社、県囲碁連盟ほか、地元協賛・オリオンビール、第一交通産業グループ、カヌチャベイリゾート、マドンナ)は2日目の26日午後7時20分、177手までで、井山裕太本因坊(26)が山下敬吾九段(36)に黒番中押し勝ちした。

 井山本因坊は第一局(5月13、14の両日、静岡市)からの連勝となった。第三局は6月3、4の両日に札幌市で開かれる。
 持ち時間各8時間のうち残りは井山本因坊は3分、山下九段は6分。序盤は互いに長考を要する局面があるなど一進一退の攻防を繰り広げたが、中盤から優勢となった井山本因坊が盤石の打ち回しで逃げ切った。