口永良部島で爆発的噴火 火砕流発生、全島避難


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  29日午前9時59分ごろ、鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的噴火が発生した。火砕流も発生し海岸まで到達した。気象庁は、噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から最も高い5(避難)に引き上げた。地元の鹿児島県屋久島町は、全島に避難指示を出した。

 政府や鹿児島県などによると、避難の対象は、一時滞在者も含め約140人。島民の多くは島西部の番屋ケ峰にある避難所などに一時避難した。鹿児島県は、口永良部島の番屋ケ峰避難所に避難した島民の1人がやけどを負ったことを明らかにした。小中学校に被害はない。
 記者会見した気象庁は、マグマによる噴火の可能性を指摘。
(共同通信)