中部で偽千円札コンビニ被害 「1枚なら気付かない」


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 沖縄本島中部一帯で、5月下旬ごろから複数の偽の千円札が使用されたことが9日までに分かった。関係者によると、県警は通貨偽造事件として捜査するとともに、小売店などに対して紙質や大きさ、厚みの違う不審な紙幣に注意するよう呼び掛けている。

 関係者によると偽千円札が見つかったのは5月下旬ごろ。嘉手納町と読谷村のコンビニで客が買い物に使用した。沖縄市やうるま市などでも20枚以上が使われている。いずれも1枚ずつ使用されており、透かしはないという。
 被害に遭ったコンビニの店長は「銀行で機械に通した際に1枚だけはじかれて気が付いた。それまでは分からなかった。色も大きさもほとんど本物と同じで、厚みが少し薄い感じがした。1枚で使われると気が付かないと思う」と話した。