健診受診率70%目標 健康長寿おきなわ復活県民会議


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 沖縄県や経済界、医療関係など71団体で構成する「健康長寿おきなわ復活県民会議」(会長・翁長雄志知事)の2015年度第1回会議が11日、県庁で開かれた。2040年までに平均寿命全国一を復活するため、死亡率10%減を目指す20年までに経済団体や学校、市町村など各界が進める取り組みを示した、初のロードマップ(行程表)を承認。特定健診の受診率を基準値の45.9%から70%へ約24.1%引き上げるなど目標値も盛り込まれた。経済団体は従業員の健康に配慮した経営手法の実践企業を、現在の7事業所から500事業所に増やすことを目標とした。

 県医師会など保健・医療・福祉関係団体は、講習や研修を提供する経済団体を現在の7%から100%に引き上げることを掲げた。全体では受動喫煙防止を推進し、敷地や施設内の禁煙に取り組む施設を現在の1200件から1800件に増やすとした。