【ソウル共同】韓国の中東呼吸器症候群(MERS)感染で、保健福祉省は14日、多数の院内感染者を出したソウルのサムスンソウル病院で5月27日に感染した男性医師(37)が、隔離されずに今月10日まで勤務を続けていたと明らかにした。
15日の同省の発表では、新たな感染者が13日に7人、14日に5人それぞれ確認され、感染者は計150人になった。また14日に男性2人が死亡し、死者は16人になった。
聯合ニュースによると、新たな死者のうち1人は釜山の病院で亡くなった。釜山で死者が出たのは初めて。
隔離対象者は15日時点で5200人を超え、事態終息の兆しはない。
(共同通信)