県議選で新区割り 来年6月にも適用条例案提出へ


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県議選選挙区変更案

 県議会議会改革推進会議は15日、県議選の選挙区を変更する条例案を16日開会の6月定例会に提出することを全会一致で決めた。現行の島尻郡区を南部離島7町村と与那原、南風原、八重瀬の3町に分け、南部離島を那覇市区に編入し、3町と南城市区を合区する。

新選挙区の名称はそれぞれ「那覇市・南部離島選挙区」「島尻・南城市選挙区」とする。可決されれば来年6月の任期満了に伴う県議選から新選挙区が適用される。
 定数は「那覇市・南部離島区」が現行の那覇市区と同じ11人、「島尻・南城市区」が現行の島尻郡区の3人と南城市区の1人を足した4人となる。現行は那覇市と南城市がそれぞれ単独の選挙区となっており、島尻郡区は与那原、南風原、八重瀬の3町と南部離島7町村で構成されている。
 選挙区の再編に当たっては、南部離島7町村は交通アクセスや生活圏の面から那覇市との関係が深く、7町村から那覇市区との合区の要望があったことと、選挙に地域の多様な意見を反映させるために南城市区の1人区解消が求められていたことが考慮された。