平和願い「浄め」　祈念堂・慰霊の日前に

　【糸満】２３日の「慰霊の日」を前に、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂（金嶺恵友所長）で１６日、平和祈念像のほこりを取り払う「浄（きよ）め」が行われた。

　今回は同祈念堂職員や沖縄バスの新人バスガイド、県工芸振興センターの研修生ら約３０人が参加し、高さ約１２メートルの像の隅々まで丁寧に拭き清めた。バスガイドの祖慶ありささん（２０）＝宜野湾市＝は、「戦争を繰り返してはならないという気持ちで戦跡をガイドしている。平和が続いてほしいという願いを込めて磨いた」と語った。