那覇市、性的少数者支援宣言へ 全国2例目


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 那覇市は7月19日、性的少数者(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー=LGBT)の生きやすい社会実現を目指した「市LGBT支援宣言(仮称)」を行う。大阪府淀川区に続き、全国2例目。宣言で当事者に対する社会の理解促進を図りつつ、県都としてダイバーシティ(多様性)を積極的に受け入れる姿勢を内外に発信する。

 宣言は市牧志のぶんかテンブス館前広場で開催される「ピンクドット沖縄」のイベント会場で行う。那覇市は同イベントに2013年度から共催しており、00年から市民を対象とした意識啓発講座を開くなど性的少数者の問題に積極的に取り組んでいる。
 宣言は文面化される予定で、市職員への研修実施や相談窓口の明示など具体的な施策に取り組む。当事者や家族が安心して行政に相談し、市民に対してもより深く啓発できる体制を構築する。市平和交流・男女参画課の担当者は「今回の宣言で、市民一人一人が当事者を理解できるような社会づくりにつながってほしい」と意義を説明した。
英文へ→Naha becomes second city to declare support for LGBTs