妊婦2万人超がクラミジア感染 調査で推計、若年層高率


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 国内の妊婦約32万人を対象にした大規模調査で、流産や早産につながる恐れのある性感染症「性器クラミジア」に2・4%が感染していることが、公益財団法人「性の健康医学財団」(東京都)の集計で20日までに分かった。年間約100万人が誕生していることから妊婦全体ではおおむね2万4千人が感染していると推計されるという。

 性器クラミジアは自覚症状がないことが多く実態把握が難しかったが、若年層で割合が高いことも判明。同財団の熊本悦明札幌医大名誉教授(泌尿器科学)は「若い妊婦を中心に想像以上に広がっている。妊婦以外の一般女性も相当数が感染していると推定される」と話した。
(共同通信)