沖縄戦の「戦利品」か 写真や手紙など 米ネット競売で発見


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沖縄住民の遺品とみられる写真や手紙

 1945年の沖縄戦で米兵が持ち帰ったとみられる写真や手紙など7点がこのほど、那覇市在住の男性(73)から琉球新報に届けられた。米カリフォルニア州に住む男性の妹が「知人が1月ごろにネットオークションで購入した。家族の元に返してほしい」と郵送してきた。

 琉球新報に届けられたのは「北谷村嘉手納工場内 當間美代子」「中頭郡北谷村水釜 九五三 奥間様」と住所や名前が書かれた手紙や、結婚記念に撮影したとみられる男女の写真、「パン食券」「ウドン食券」と書かれたゴム印、軍服の襟章1個、扇子など。
 届けた男性は「米兵が戦利品として持ち帰ったものではないか。早く持ち主の元に返ってほしい」と話している。
 連絡先は琉球新報社会部(電話)098(865)5158。