サイコロの形をしたユニークな「四角スイカ」の出荷が25日、香川県善通寺市のJA香川県筆岡集荷場で始まった。午前8時半から約250個が台の上に並べられ、生産者が、形が整っているかや傷の有無を確認し、箱詰めした。
四角スイカは1辺約18センチの立方体で、透明のプラスチック製容器に入れて育てる。栽培管理が難しく、出荷できるのは8割程度という。熟す前に収穫するので甘味が少なく食用には向かず、観賞用としてデパートや果物店の店先に並ぶ。
取引価格は1個約1万円。最近は海外でも注目され、今年はカナダやロシアから注文が入り、トルコからも問い合わせがあったという。
(共同通信)