辺野古ハーレー「来年もここで」 班対抗、職域で熱戦


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班対抗戦で熱戦を繰り広げる辺野古区民ら=6月28日、名護市辺野古

 【名護】名護市辺野古区の伝統行事ハーレーが6月28日、辺野古の浜で開かれた。区内全10班で競う班対抗戦と、米軍キャンプ・シュワブやハンセンの米兵、国立沖縄高等専門学校の生徒ら、31の学校や企業で競う職域チーム戦が行われ、熱戦を繰り広げた。

 参加メンバーは時折押し寄せる波に揺られながらも、息を合わせて力いっぱいこいだ。浜では区民らが太鼓をたたいて応援し、区民一体となって盛り上がった。班対抗戦で去年に引き続き優勝した8班チームの宮城礼(ゆき)さん(35)は「いつも通り、チーム力で勝てた」と勝利のポイントを振り返った。
 ハーレーが行われた浜の付近は米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画で作業ヤードを建設する計画がある。昨年、沖縄防衛局が名護市に使用許可申請を提出したが、市が書類の不備を指摘して以降、やりとりは行われていない。嘉陽宗克区長は「(波の)コンディションは悪かったが、参加者もたくさん来てよかった。来年もここで開催する」と話した。