自転車の危険行為549件 警察庁、新制度1カ月


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 悪質な自転車運転者に安全講習を義務付ける新たな制度が、6月1日に始まってから1カ月間に、全国の警察が「危険行為」として摘発し、警察庁に報告したのは549件だったことが6日、同庁の集計で分かった。

 6月1日施行の改正道交法の施行令は、重大事故につながる危険行為として、酒酔い運転や一時停止違反など14項目を指定。549件の項目別の内訳は、信号無視が231件で最も多く、続いて遮断機が下りた踏切への立ち入りが195件で、この2項目で全体の77・6%を占めた。
 安全講習が義務付けられる同一運転者への2回以上の摘発は0件だった。
(共同通信)