台風9号 農林業の被害5億円 県が災害会議


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台風9号の被害状況が報告された県災害警戒本部会議=13日、県庁

 県の災害警戒本部会議(議長・池田竹州基地防災統括監)が13日開かれ、台風9号の被害状況が報告された。同日午前8時現在、けが人は27人(重傷3人、軽傷24人)に上り、最大137世帯177人が避難したことが明らかにされた。

 農林水産業では12日現在で約5億2371万円の被害が見込まれている。内訳はサトウキビが約3億8342万円、野菜が約1億887万円などで、畜産施設や林道も被害を受けた。水産業の被害は調査中とした。
 池田統括監は「台風11号もあり、進路によっては沖縄地方への影響も懸念されている。引き続き情報収集に努めてもらいたい」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】