ヒアガラサーで大漁 恩納区


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捕ったばかりの魚を手に喜ぶ(左から)津嘉山健さん、真愛さん、愛美さん=5日、恩納村南恩納区の屋嘉田潟原

 【恩納】恩納村南恩納区(谷喜美子区長)の住民約60人が5日、同区の屋嘉田潟原で地域の伝統漁法である「ヒアガラサー」を楽しんだ。ヒアガラサーはあらかじめ網を仕込んでおき、潮が引いた時にかかった魚を捕る。

捕った魚はそのまま南恩納船揚場で料理して食べ、住民同士の親睦を深めた。
 親子連れや中高生らが深い所で50センチほどの水に漬かりながら魚を探し回った。「捕ったぞー」と喜びの声が聞かれた。
 恩納小5年の津嘉山愛美(なるみ)さん(10)は、妹で同1年の真愛(まい)さん(6)と一緒に10匹以上を捕まえた。真愛さんは「(捕まえるのは)怖くなかった」、愛美さんは「おなかがすいた。焼いてしょうゆを付けて食べたい」と話した。