史上初、冥王星に最接近し観測 NASAの無人探査機


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冥王星に到達した無人探査機ニューホライズンズの想像図(米ジョンズ・ホプキンズ大提供・共同)

 【ローレル(米メリーランド州)共同】2006年に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の無人探査機ニューホライズンズが14日午前7時49分(日本時間同日午後8時49分)、冥王星に最接近し、9年半の旅の目的地に到達した。水星から海王星までの太陽系惑星は全て探査機による探査が実施されているが、冥王星の接近観測は史上初めて。

 冥王星は無数の天体が密集し「カイパーベルト」と呼ばれる太陽系外縁部に属する「準惑星」で、今回の探査は太陽系に残された未知の領域に向けた出発点となる。
 観測成功が確認できるのは14日夜(日本時間15日午前)になる見通し。
(共同通信)