冥王星探査機の接近観測成功 NASA、信号受信


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【ローレル(米メリーランド州)共同】米航空宇宙局(NASA)は14日午後9時ごろ(日本時間15日午前10時ごろ)、冥王星に最接近した無人探査機ニューホライズンズから、初の接近観測が成功したことを知らせる信号が地球に届いたと発表した。今後送られてくる観測データから、謎に包まれた冥王星の姿が明らかになりそうだ。

 ニューホライズンズは14日朝に冥王星の約1万2500キロ上空を音速の約40倍の猛スピードで通り過ぎた。わずかな時間に冥王星や最大の衛星カロンの地形や大気組成などを集中観測してデータをいったん蓄え、1年以上かけて少しずつデータを地球に送る計画。
(共同通信)