アルコール依存疑い9.5% 県内3万人調査


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 県内の20~69歳の男女計3万2772人を対象に行われた飲酒に関する調査で、アルコール依存症が疑われる人の割合が全体の9.5%に上ることが分かった。男女別では、男性の14%、女性の4.6%に上り、全国に比べ男性は2.3倍、女性は5.7倍多く、男女共に深刻な状態が明らかになった。

16日、県庁で開かれた「適正飲酒推進調査事業検討委員会」(委員長・尾崎米厚鳥取大学医学部教授)で報告された。
 調査は、2014年12月~15年3月、県内3カ所の運転免許センターで免許更新をした人に対し、問題飲酒の発見用に開発された「AUDIT調査」が実施された。有効回答率は73.4%だった。飲酒に関する全県的な大規模調査が行われたのは初めて。
 飲酒を始めた時期は34%が「未成年」と回答した。