米海兵隊F35、17年に岩国配備 沖縄県内で運用も


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 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米海兵隊は7月31日、開発中の最新鋭ステルス戦闘機F35B(垂直離着陸仕様)について、初期運用能力(IOC)を獲得し、配備可能な状態に達したと発表した。海兵隊仕様のF35Bは同じく垂直離着陸型のAV8Bハリアー戦闘攻撃機の後継とされる。最低限の運用能力を獲得したことで、海兵隊は計画通り、F35B飛行隊を2017年から岩国基地(山口県)に初めて、実戦配備させる。

 ロイター通信によると、岩国への配備開始は同年1月の見通しとしている。
 岩国基地配備に伴い、米軍は沖縄での運用を想定して米空軍嘉手納基地に格納庫、伊江島補助飛行場に着陸帯の整備を計画している。
 これに対し、周辺自治体は基地機能強化になると反発しており、伊江村議会はF35の訓練に反対する意見書と抗議決議を全会一致で可決している。