台風接近、パイン収穫を急ぐ 石垣の農家「影響心配」


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パイナップルの箱詰め作業に追われる作業員ら=5日、石垣市のJAおきなわ八重山地区沖縄農産物集出荷場

 【石垣・宮古】非常に強い台風13号が先島地方に接近していることを受け、石垣市にあるJAおきなわの農産物集出荷場には5日、予定の3倍以上のパイナップルが運び込まれ、職員らが箱詰めなどの作業に追われた。

パインの収穫期は終盤だが、被害を最小限にとどめようと農家が収穫を急ぎ、4日に続き1千箱分以上のパインが集まった。
 パイン担当の上原正司さんは「今度の台風はかなり強い。収穫は終盤でも次期に向け植え付けしたばかりの農家もいる。影響が心配だ」と顔を曇らせた。
 一方、宮古島市の平良港では船主らが協力し合って船を陸揚げし、台風に備えた。ダイビング店経営の砂川寿文さんは「夏の客の多い時期で、しかも週末であり影響は大きい。(陸揚げした)船に異常がないまま去ってほしい」と願った。