気象庁は15日、鹿児島市の桜島に噴火警報を出し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げた。規模の大きな噴火が発生する可能性が非常に高くなっており、鹿児島県は災害対策本部を設置した。桜島を対象にした警戒レベル4は初めて。
政府は、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置、関係省庁災害警戒会議で対応を協議することを決めた。
気象庁によると、15日午前7時ごろから桜島を震源とする地震が多発し、山体の膨張を示す地殻変動が大きくなっている。このため、昭和火口や南岳山頂火口から3キロ以内の鹿児島市の有村町、古里町に避難準備を呼び掛けた。
(共同通信)