うるま市沖墜落同型ヘリ、訓練再開


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12日のうるま市沖での墜落事故後、初めて飛行訓練を実施する事故機と同型の米陸軍特殊作戦用のMH60ヘリコプター=18日午後1時ごろ、米空軍嘉手納基地

 【嘉手納】12日にうるま市沖で墜落した事故機と同型の米陸軍特殊作戦用MH60ヘリ2機が18日、6日ぶりに飛行再開した。

事故原因が不明な状況下での飛行訓練再開に、基地周辺自治体からは反発の声が高まっている。
 ヘリ2機は午後1時ごろに嘉手納飛行場を離陸。機体には「61」「62」の番号が確認できた。約4時間後の午後5時15分ごろに帰還した。飛行再開について、沖縄防衛局は「詳細を把握していない」としている。
 飛行再開に島袋俊夫うるま市長は「地元の人間への尊重がない。高飛車だ」と憤った。嘉手納町、沖縄市、北谷町でつくる嘉手納飛行場に関する三市町村連絡協議会(三連協)は、19日に沖縄防衛局などに対し、事故原因究明までの同型機の飛行停止などを要請する予定だ。