三連協、原因究明など要請 ヘリ墜落で国、米軍に


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井上一徳沖縄防衛局長(右列手前)に要請文を手渡す三連協会長の野国昌春北谷町長(左列手前から4人目)=19日午前11時44分、沖縄防衛局

 【中部】北谷町、嘉手納町、沖縄市でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は19日午前、沖縄防衛局を訪れ、12日に起こった米軍ヘリうるま沖墜落事故について原因究明や再発防止を求める要請文を提出した。住宅地上空の飛行停止と事故について迅速で正確な通報を徹底することも要求した。

 会長を務める野国昌春北谷町長は「1歩間違えれば海上でなく嘉手納飛行場周辺の住宅地に墜落する危険性もある。情報が錯綜(さくそう)し、住民を不安に陥れたことも看過できない」と述べた。
 井上一徳防衛局長は「地元の皆さんに大きな不安を与えた。米側に対し、遺憾の意を示し、早急な原因究明と実効性のある再発防止策を求める」と答えた。
 三連協はこの日、読谷村のトリイ通信施設の米陸軍第10支援群司令部を訪れて事故について抗議し、外務省沖縄事務所にも防衛局と同じ内容で要請した。
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