平和賞式典に被爆者出席へ ノーベル委が代表者招待


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 広島、長崎両県の被爆者代表が、12月10日にノルウェー・オスロで開かれるノーベル平和賞の授賞式に招待されたことが31日、分かった。被爆者の式典参加を求めてノーベル賞委員会と交渉してきた「広島・長崎被爆者プロジェクト」代表の阿部憲仁桐蔭横浜大准教授が明らかにした。

 阿部准教授は理由について「被爆者は核廃絶運動の最大の貢献者。世界の注目を浴びず、消えていくことへの焦りが委員会側にあったのでは」としている。被爆者団体は平和賞の候補とみられているが、現在は選考作業中で、招待と受賞可能性との直接の関係はない。
(共同通信)