生活保護世帯が過去最多を更新 6月、高齢者の増加続く


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 厚生労働省は2日、全国で生活保護を受けているのは6月末時点で162万5941世帯となり、過去最多を更新したと発表した。これまで最多だった5月より3416世帯増えた。受給者数は前月比1686人増の216万3128人だった。

世帯別(一時的な保護停止を除く)では65歳以上の高齢者世帯の増加が続き、79万6455世帯で全体の49・2%を占めた。働ける世帯を含む「その他の世帯」は27万3823世帯で、全体に占める割合は16・9%だった。
 厚労省は「高齢者の人口自体が増えており、若い人と比べ就労が難しいことから増加傾向が続いている」と分析している。
(共同通信)