ロ極東で対日戦勝70年式典 大統領献花、国後で再現劇


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【ユジノサハリンスク共同】ロシアが第2次大戦での事実上の対日戦勝記念日とする2日、極東・シベリアの各地で戦勝70年の記念行事があり、ザバイカル地方チタではプーチン大統領が犠牲者の記念碑に献花した。2日の極東・シベリアでの行事に国家元首が参加したのは初めて。北方領土の国後島では当時の戦闘の再現劇も上演された。

 チタでは兵士約1700人や戦車、地対空ミサイルなどによる大規模な軍事パレードも行われたが、大統領は出席しなかった。献花で国民の愛国心を鼓舞する一方、パレード出席を見送ることで、日本に一定の配慮を示す狙いとみられる。
(共同通信)