基地周辺のハブ、体内に高濃度PCB 浦添、DDTも


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沖縄にすむ毒蛇のハブ

 浦添市周辺で捕獲されたハブの体内に、有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)や、毒性が高く使用が禁止されている農薬のDDTが高濃度で蓄積している例があることが名桜大と愛媛大の研究グループによる3日までの分析で明らかになった。

 同市北西部にある米軍基地周辺の約1平方キロの範囲内に限られ、グループの田代豊・名桜大教授は「基地内かその近くに汚染物質の発生源があるとみられる」と指摘した。米軍基地を含めた詳細な汚染源の調査が必要になりそうだ。
(共同通信)